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2025年05月24日

強風によるヤナギの大枝折損

​先日、強風に見舞われた際、大きなヤナギの木の大枝が折れるという事態が発生しました。ヤナギは比較的しなやかな木として知られていますが、それでも風の勢いが強すぎると、幹や枝に想定以上の負荷がかかり、このような折損事故につながることがあります。

​【巨木の枝が折れるリスク】

​樹齢を重ねた巨木は、その景観的な価値や歴史的意義を持つ一方で、潜在的なリスクも抱えています。

​《内部の腐朽や空洞化》

見た目には健全でも、内部が腐っていたり空洞化している場合があり、強風や積雪などの負荷に耐えられずに折れるリスクが高まります。

​《構造的な欠陥》

枝の分岐角度が悪かったり、過去の傷などから、特定の箇所に負荷が集中しやすくなっていることがあります。

《​人や物への被害》

巨木の枝が折れると、その落下エネルギーは甚大です。人身事故や、建物、車両などの物的損害を引き起こす重大な危険性があります。

​【正しい対応】

​このようなリスクを管理し、事故を防ぐためには、日頃からの正しい対応が不可欠です。

《​定期的な専門家による診断》

​木の内部の状態(腐朽度、空洞の有無)を視覚的および機器を用いて診断したり、​枝のつき方や健全性を確認し、危険な枝(枯れ枝、病気の枝、過度に伸びた枝)を特定する。

​《適切な剪定と予防措置》

​負荷を減らすための適切な枝の剪定を行ったり、​必要に応じて枝の落下を防ぐための大枝の補強(樹木支持)を実施する。

​《強風・悪天候時の警戒と立ち入り禁止》

​台風や強風が予想される際は、特に巨木の周辺を立ち入り禁止とするなど、安全管理を徹底する。

《​折損後の迅速かつ安全な処理》

​万が一枝が折れた場合は、危険を伴うため、決して自力で処理しようとせず、専門の業者に依頼して安全に撤去・処置してもらう。

​自社では、依頼時には上記の事を考慮し対応させていただいています。

作業時には接近可能な場所であれば高所作業車を使用しますが、実績としては車両が使えるケースは少なく、特殊伐採を行うツリークライマーが枝等の修復・処理を行ってきました。

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